3.親ばか3.親ばか娘が小学校5年になってはじめての学級懇談会のこと。 (もうずいぶん前のことですが。) 自己紹介することになり、担任の先生が言われた。 「今日の自己紹介は、ご自分のこと以外に、お子さんのいいところを何か言ってくださいね。」と。 私の順番は後ろから数えた方が早かった。 そんなにたくさんの出席人数ではなかったかな。 せいぜい12・3人・・というところだったかしら。 みなさんどんなことを言うのだろう、と興味津々で聞いていた。 それが なんと! 誰一人として子供のいいところを言おうとしないのだ。 「いいところなんて探しても見つかりません~」とか 「悪いところなら沢山あるんですが いいところはねぇ・・」・・・ 唖然とする私。 そんなハズないでしょ~!? どんな子供にだって、どんな大人にだってひとつくらいいいところはあるはず。それともみなさん ただ謙遜しているだけなのだろうか? 頭の中を?マークでいっぱいにしていたら 私の順番がやってきた。 みなさんの言ったことにムカムカしていたこともあって、つい こう言ってしまった。 「うちは、いいところばかりです。悪いところなんてありません。なんでも一生懸命にやるし、素直だし、明るいし、ウチの中の太陽みたいな存在です。」(はっきり覚えてはいない。もっとくどくどと言ったような気がする。) 先生はニコニコして頷きながら聞いてくださっていたけれど、気のせいかその場の雰囲気が一気にシラ~~~ッとしてしまったような。 「なんたる親ばか。」 「ばっかみたい。」 「調子にのりすぎ!」 みなさんの目が明らかにそう言ってた。 その中の一人のお母さんとは、家が近所だったので一緒に帰ってきたけれど、懇談会の話題には一切ふれなかった。 そりゃぁ 私は 多少オーバーに言ったかもしれません。 でもね~・・ せっかく子育てしているんだもの。 いいところのひとつやふたつ、見つけてあげたいじゃないですか。 なんだかとても悲しかった。 その後、家庭訪問のときに そのときのことを先生とお話した。 「あのときjiadaoさんがお子さんをほめてくださって、本当にうれしかったです。」 「いや~ 私、みなさんには親ばかだと思われてますよね?」 「いいえ、親ばかはおおいに結構。いいところを見つけてあげられるお母さんってすごく素敵だなぁって思いました。」 それからその先生とは 長々と色々なおしゃべりで盛り上がりました。 いい先生にあたって、よかったなぁ。としみじみ思った。 今子育て真っ最中の皆さん! あなたはお子さんのいいところをいくつ言えますか? どんなところがいいところか、ぜひ私に聞かせてください。 2004.6.15 |